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1章-5
今日は先生とも被ることなく帰路についたがその道中の心は荒れに荒れていた。
なぜなら、1度もないとは言わないが決して人生で多くない男性からの"そういう"挑発的なものを受けるのはあまりにも私にとっては未知であり、頭を混乱させるものであったからだ。
こんなにも惑わせるものだとは思っていなかった。
なんという男というか人間であろうか。
私には見に余り突拍子もない事だ、どうしてくれよう。神は非道である。
が、しかし私はそんな即座に彼に落ちはしない。自惚れてはいけない。
そんなことをした日には世界は終了だ。
というか、第一男というのは大体機嫌が悪くなったり都合よくいかないときには私に暴力暴言などを吐いてくる人間である。父がいい例だ。
その上、性に関して制限がない、とって喰おうとしてくるのも特徴である。
誰がそんな生物に惚れるのか、そして惚れるということの明確な線引きもよく分からない。
人間というか生物にとって進化をする上で必要なものなのに、あまりにも感覚的すぎやしないだろうか。などと、ダラダラ脳内に敷き広げていたがあっという間に我が家だ。
ここは憂鬱、陰惨。
そんな言葉が少し似合う家である。
なぜならという話はするとまあまあな長さになるのでここでは割愛する。
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