4脅迫

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 足を擦るように廊下を歩く。昼休みの校舎内を。 「くっそ…」  右手には購買で買ってきたジャムパンが存在。反対側の左手にはペットボトルのお茶を持っていた。 「パシりかよ…」  これらは自分で食べる為の物ではない。同じクラスの女子生徒に献上する為。頼まれた物を買って届けているだけだった。 「あ~あ、こんな事なら関わるんじゃなかったわ」  優しくて明るい人柄だと思っていたのに。蓋を開けてみれば腹のドス黒い人物だった。  彼女は説得の言葉に耳を貸すどころか泥沼に引き込んでくる始末。万引きの共犯になったのをネタに昼飯を要求してきていた。
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