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「んーーっ、お日様キレイ!」
下駄箱で靴に履き替えると外に出る。夕焼けの影響で様々な物の影が伸びている校庭へと。
「どこか寄り道して行きますか?」
「交番」
「……は?」
「俺としては大人しく自首してほしいんだけど」
問いかけに対して大胆な答えを口にした。本来なら無縁である国家組織の名前を。
「……そうですね。それも悪くないかもですね」
「本心では微塵も思ってないクセに」
「ただ私が捕まると自動的に青井くんも捕まる事になってしまいますよ?」
「いやいや! 俺、関係ないし!」
「2人揃って地獄に堕ちますか?」
「勘弁してくれ…」
明らかに嘘と分かる笑顔を向けられる。思わず畏怖してしまいそうな表情を。一つだけ確実なのはそこに罠が仕掛けられているので迂闊な反抗が出来ないという事だった。
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