4脅迫

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「性格悪…」 「はい。指摘されなくても知っています」 「自覚があるから余計にタチが悪い」  当て擦りの発言も軽くスルーされてしまう。柳に風と受け流すように。 「ねぇ」 「はい?」 「本当に誰かに脅されてるんじゃないの?」  質問する側とされる側を交代。今度はこちらから気になっていた点を尋ねてみた。 「されてませんよ」 「絶対?」 「もちろんです。ひょっとして私の話、信じてました?」 「そりゃだって…」 「同級生に裸の写真を撮られたとか嘘ですよ」  会話を進めながらも校門を目指して歩く。前後にズレて。
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