第一章

1/2
前へ
/5ページ
次へ

第一章

閻魔「おはよ、命。……で、今年の神子は誰だ?」 命「まだおいでになられてないようですね。呼んできますね。」 さぁ、閻魔様が貴女をお呼びになっておられますよ。一緒に行きましょうか。 命「閻魔様、この方が今年の神子である桜さんです。」 桜「……よろしくお願いします。」 閻魔「……死人ではあるまいな?」 命「いえいえ、そんなはずはありません。れっきとした生きている方ですよ。少し緊張されているのでしょうね。」 小声で命さんが“大丈夫。閻魔様はお優しいから。”と話しかけてきた。 閻魔「……とりあえず今年一年、よろしくな!」 命「もう閻魔様はもう少し彼女を見習っておとなしくしたらどうですか?」 (この二人はずっと一緒に暮らしていたのかなぁ。何年も。) 命「……それより桜さんに仕事を教えなければなりませんね。じゃあ閻魔様、また後で来ますね。」 閻魔「ああ、また来いよ。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加