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好きな理由
「残念だけど、そろそろ時間だ
さくらさんの身体にも負担が有るからね」
「ありがとうございました
翠の気持ちがよく分かりました
たとえ翠が傍にいる事で僕の命が少なくなっても僕は構いません
それ以上の喜びをいただいてますから」
「さくらさん、お身体を貸して頂いてありがとうございます
このような事が出来るなんて夢にも思いませんでした」
「しっかし、二人ともラブラブで羨ましいな
なんか『あなたを嫌いな理由』とか無いの?」
「え、嫌いになる理由ですか?
そうですねえ敢えて言うなら『なんで人間なんでしょうか』とか」
「僕も同じで『なんで人間じゃないの』ですかね」
「時間だ
もう話をする事は出来ないが、今まで通りに姿は見えるから仲良くな」
「はい!」
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