2章

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「ピカチューってさ、マジでその澄乃ちゃんとやらにloveなのか。likeじゃなくて?」 「俺も限りなくloveに近いlikeだと思いたいんだけどさ、きまじめオカシイロードを迷走してるぜ」 「お父さんの愛読書を汚さないでくれ。この前愛蔵版買ってきてたんだぞ」  兄さんの主人は唯ちゃんのお父さんである。少年の頃から愛読している雑誌のキャラにちなんだ「一護」という自他共に認めるカッコイイ名前を付けられているので、どうも彼の肩を持つ傾向がある。  兄さんはさらに顎に手を当てて唸った。
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