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視界いっぱいに広がったレザースカートの中。
片足を上げたムチムチ太もも、桃のようなおちりとクルリと巻いた……しっぽ!?
「触んないで! うぉりゃああああーー!!」
見事ヨーコの後ろ回し蹴りがコーの首に炸裂! しかもブーツに取り付けた歯車がザックリとヤツの首を斬り裂いた。
仰向けに倒れ込んだコー。ヘビー級の蹴りを食らってピクリとも動かない。
そこへ空からピグずきんがヒラヒラと落ちてきて、さぶ太郎の顔に落ちた。
「ち、義父上! ヨーコ、ヨーコさんのおし、おちりにクルッと……!」
「……みたわね……しっぽ」
プルプルと肩を震わせて、真っ赤な顔のヨーコがさぶ太郎を見下ろす。
「そりゃあるわよ……いくらあたしがおかさん似でも尻尾くらい。おとさんはピグみん族なんだから」
さぶ太郎の頭の中はハテナがいっぱい。
「だ、だって! ある日空間が歪んで赤ん坊が! 大事に育ててヒュムリアで脆くて!」
『ん? それはヨーコの母親の話。その血も引いてるヨーコはワシよりは弱いべ』
「母君の話ーー!?」
見ると噛みつかれたはずのヨーコの首には、かすり傷一つ付いていない。ハーフでも充分丈夫だね!
『それよりムコどの、スカイウォンでヨーコの情報をもう一度見てみるといいぞぃ。面白い情報が更新されとるはずだ』
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