第一話 その少年、危険につき

5/19

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
に入ったのは一番後。経験を積む必要があるでしょう?』  再び抗議の声が飛ぶ。 「はああ!?何でアンタに云われないといけないのよ!!格下の癖に!!」 「何よその口の利き方!!アンタとは同い年だけど、『風魔』では先輩なの!!云っとくけどね!!あの時は『手加減』して『あげた』だけ!!」 「そーですかー!!あの時、相当息が上がってたのは誰だろう?君じゃなかったかな~?」 「そーれーは!!あの時『たまたま』調子が悪かっただけ!!アンタが勝てたのも『たまたま』!!」  ぎゃーぎゃー二人が子供みたいに言い争っているのを見て、如月が割って入り、 「はいはい、二人ともその辺に。取り敢えず、あかりちゃんが試験官するのは確定ね。」 「ほらね!?如月先輩もそう云って・・・」  如月はその台詞を云い終わらせなかった。  書いてる作者の身にもなりやがれ。 「それと、君たち二人は仲が良いみたいだから、桜花ちゃんにもやってもらう
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加