第四章 津軽 剛 孤独なる戦い

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白鬼の両脚から噴出する煙 蒸気機関を思わすように もくもくと吐き出しては 加速していきます 一方 津軽 剛 こちらは先ほどまでの加速を止めて 立ち止まり 敵の攻撃を防御するのに専念中 「ふはははは どうしたぁ若僧ぉ さっきまでの勢いはもう無くしたかぁ ふはははは~!」嘲笑する白鬼 が 津軽 剛 平然と答えます 「あんた なんだって それだけ力あるのに もう一人の鬼の配下に甘んじてるんだ? おそらく鬼の能力的にはあんたの方が上だろう?」 「何を言ってる?小童 ん? 何故だロウなぁ?」 っと ツヨポンの呟いた独り言に反応した白鬼 速度を落としてきています。 「あんたの名前は白鬼(びゃっき)だろ? おれがまだ子供の頃 この伊吹山の鬼の総大将だったはずだが。。。。。」 「ふん 知れた事よ 私より強き鬼に従っている。。。。。。ん? 強き鬼だと。。。。。ん?」 と呟いた途端 白鬼 いきなり 頭を掻き乱して 「なんだぁぁ~この頭の痛みはぁ?!」 とのたうち回っています。 津軽 剛 呆れ顔で 「おいおい 大丈夫かぁ?って 敵に言うのも変だが。。」 そこへ 化野 蓮杖 横変やってきて「どうも様子がおかしいが 写幻機で封印しちゃうかぁ?」 「いや もう少し様子見ましょう もしかしたら この伊吹山の事件解決の糸口になるかもしれないです」
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