第五章 大妖行列

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東亰 スギナミ区とムサシノ市の間にある 私立秀皇館高校  学生寮緑風荘 上空に稲光のような閃光が ピシャリ ああ その空間に ひび割れが出来たかと思えば もくもくと黒雲が そのひび割れから 緑風荘上空へと流れこんできます。 黒雲の中から 不気味に鈍色に輝く三つの目玉らしきものが おお なんと巨大な蜻蛉だ いや 蜻蛉にしては大きすぎる 人間大の巨大な蜻蛉 いや しかし 顔面前方に爛々と光る目玉 そして その目玉の上に第三の目玉が ああ 蜻蛉の化け物が数匹 飛び出てきたと思えば 次は 金色に光る巨大な目玉の化け物 よくお化けの絵に出てくる人魂のような形状のそいつは黄金の一つ目を輝かせて これもまた 数匹が 緑風荘上空へと出現 しかし この秀皇館高校は 確か 結界で囲まれていたはず それなのに なぜこいつらは? ああ どうなってしまったのか? お嬢たちは化け物襲来に気がついているのか? 東亰 秀皇館高校 風雲急を告げる!
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