第五章 大妖行列

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「ヤタちゃん彼女は この世界でも超一流の方だよ 信濃副校長すみません 」と  ヤタガラス 蓮杖の手に止まっては頭を下げさせられています。 「化野くん ではこの密書 京都の炎聖寺本家まで届けて欲しい このままでは あいつ 外邦外鬼の罠に炎聖寺本家や現象課の面々 閠 それに神務庁まで大打撃を受けることになる」と 信濃副校長に直接 頭を下げてお願いされた ヤタちゃん 得意満面の顔つきで 「あたぼうよ~ んじゃァ 蓮杖 俺様 ひとっ飛び行ってくらぁよ~」と飛び立ちました。 お嬢 今までのやりとりを聞き 信濃副校長に訪ねます 「副校長 外鬼のわなってどういうことなのですか? うちの実家にすぐ伝えないとって?」 信濃副校長 一瞬 考えては 口を開きました。 「関東への大妖行列はただの陽動作戦 東亰への雑魚妖怪たちも 京都の炎聖寺本家へ精鋭部隊を送り込むためのねえ」 「ああ そっかぁ 俺が向こうたった時 本家では あとから大妖行列を追撃するって言って居ました そう言うことだったんですね」とツヨポン 「じゃぁ まずいじゃん あたしたちもこれから京都に行かないと  」 「それをさせないための大妖行列 H根周辺で戦闘を行い 東西分離させるため また炎聖寺本家からの追撃隊は おそらく途中で 分断されるわ 」 「外鬼が追撃隊の後方からさらなる妖怪軍を率いてます 私の水晶に その動きがやっと出たの 」 「私たち今から 京都へ出発します 副校長いいですよね 飛行機使って」 「それより 船の方がいいわね 飛行機だと空飛ぶ妖怪に急襲されたら危険だし 現象課のクルーズ船で向かいなさい 炎聖寺さんと津軽くん 隠形くん それと 化野くんも悪いけど バイクごと船なら行けますよね 今すぐ 炎聖寺本家では完全結界で外鬼軍を迎え撃ってもらうようにしたから 急いで」と急遽 不可思議案件探偵舎倶楽部の三名と化野蓮杖氏 京都へと向かうことになりました。
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