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ファーストバトル
町の外に出ると犬がいたしかしこの犬かなり弱って居るのだ。
「なにこれ」
思わず出た言葉にラゼリアが頷き
「こんなのはまだかわいいわ、さっ、倒して」
冷たい口調にクロードはぐっとこぶしを握り締めた。
手負いの猛獣ほど怖いんだなと思って心を鬼にして殴れば
「あら、酷い人」
と言われてクロードは
「貴方がそれを言いますか?」
そう言うなりさっき貰ったポーションを振りかけた。
モンスターが喜んでこちらを見ると走ってきた。
なつこうとすれば
「アイスラウド」
そう言った瞬間無数の氷の矢が突き刺さり目の前でモンスターが砕け散れば
「あら、泣くの? 優しいのね、でもこの世界では、そんな心では生きていけないわ」
そう言うと歩き出しクロードの頬を掴むと
「いいこと? クロード、貴女がここに居る事、ここで立って居れる事それ自体が当たり前の事だと知りなさい
たしかに、モンスターを愛しむあなたの気持ちはとても大切だけど、男性は、心の中で泣くものよ、芯は強く持っておきなさい、」
そう言うと離れ酷な事を口にする。
「あそこにもう一匹いるわね、倒して」
その言葉に戸惑い動けなければ
「クロード、動いて頂戴」
そう言うと今度は何かを取り出し放り投げた。
カランと目の前に落ちたナイフを見つめて怯えれば
「お話にならないじゃない生きのこれないわよ」
そう言うと杖でポカっと殴られた。
「いたいな、ふざけんな、さっきから手負いのモンスターばかりもあんたには慈悲がないのか?」
そう問えば
「慈悲? そんなの、今は必要ないでしょ、ほら、拾って斬りなさい」
そう言われて武器を拾うと悔しそうにかみしめていたがやがて手負いのモンスターに向かって行った。
斬り込めば切り込むほど当たらない戸惑えば
「クロード、無駄な動きが多い、もう少し意識なさい」
そう言われて素早く動き言われた通りにすれば簡単に倒せた。
次の瞬間ため息が聞こえたので慌ててラゼリアを見れば
「だめね、致命傷の傷普通は利用するでしょ? もっと効率考えて動けなきゃこの先、生き残れないわよ」
そう言われて頷いた。
町に帰るなり反省点を言いたかった。
がそんな事はどうでもいいのか?
居酒屋に入ったのでクロードが戸惑えばラゼリアが
「はやくいらしゃい」
そう言われて中に入ると唐揚げのような物を食べたながら
「それって何」
そう問いかければ
「これは内緒」
そう言われてほっとしたのだった。
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