おやすみ。また明日ね

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 そんな時  あなたは優しく私に話しかけてくれる  その言葉、その声で  あなたは    まるで私も光なんだって思わせてくれるから  ほんの一瞬  私は光でいられるの  だけど  私は影だから  本当に光の世界に足を踏み入れてしまったら  その瞬間私は消えてしまう  それでもいい  消えてしまってもいいから  一緒にいたいと心が叫ぶ  だけど  それはだめ    あなたの目の前で  私が溶けてなくなるのを  見せてはだめ  私は今日も  あなたの笑顔に答える 「また 明日ね」  あなたのその  優しい笑顔  優しい声を  私は心に刻む  あなたの声を  何度も、何度も  再生する  あと何回  好きって言えるのかな 「おやすみ」 「また明日・・・」
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