予期せぬプレゼント

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予期せぬプレゼント

「先生、笹島先生じゃないですか?」 女の声に、夫と振り返った。 「吉河です、お久しぶりです」 長身で美しい顔に見覚えがある。 「あ、ああ・・・久しぶ・・り・・・」 夫は露骨に狼狽えた。 狼狽えるはず、 彼女は外科医である夫が 数年前に勤めていた総合病院の 看護師をしていて 夫とは・・・ 妻の私が隣にいては ”都合の悪い”仲だった。
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