悲 喜 劇

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悲 喜 劇

「『別れるくらいなら死ぬ!』  って言われたときは  ヒンヤリしたけとキュンきた・・・」 「ふ~~~ん」 「なんや、反応薄いなあ」 「そう言うことを言う女は  ちょっと・・・ちょっとやな」 「『ちょっと』、なんやねん?」 同級生女子達の反応は悪かった。 だいたいこの連中に 恋愛話、特に、不倫話を してしまったのはマズかった。 不倫どころか、まともな 恋愛すら経験ないような 35歳、教員・医者・税理士 ・・・・弁護士に・・・ああ ”穀潰しの鈴子“ もおるか・・・ とにかくオール独身の味気無い 女達に、不倫の ”風味“ なんか 解るわけはない。 奴等とは歳も容姿もまるで違う 有坂まりあ・22歳と1年ほど 秘密の恋をしていた。
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