愛という雫

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彼には妻はいなかったけれど 死んだ妻との間に子供が二人。 私は・・・一人娘で 親が是非にと望んだ人との 縁談が決まっていた。 何に怖れていたのだろうか・・・。 離れて生きることの、 彼に抱かれない人生の、 それこそが 怖れるべき奈落であったというのに。 何に怖れて この手を離してしまったのか・・・。
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