恋 々 と

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恋 々 と

汗で掴みどころない 女の身体に納得したら・・・ いつもの空しさはやって来た。 「また名古屋に来たら  寄ってちょーだい」 札を入れた封筒にキスをして 女は部屋を出た。 年に二度、三度か・・・ 仕事で来たら女の店で呑む、 それからベッド。 新潟や東京、札幌と数ヶ所、 ” 鬱憤 “ をぶちまける処を いつの間にか作ってしまっていた。
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