B L U E

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高校の同級生だった彼女に 「同じ会社の先輩、  私達、結婚するの」 彼女が幸せそうに 彼を紹介してくれた四年前。 「仲良くして下さいね、僕も」 差し出された手に握手して 私の恋が始まった。 始まっても仕方ない恋だけど 何度か会えば会うほどに 暖かな彼の瞳に 想いは募る一方だった。 そんな矢先の彼女の死・・・。 悲嘆にくれる彼を慰めて 二人で彼女を語り合い、 彼に寄り添い・・・ 私は次第に隙を狙ってた、  (彼女に代われるのでは?) そして、訪れたチャンス。 寂しさをまぎらわせるために 酔いを深めた彼が 私を求めた・・・・・。
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