ほろ苦くて・・・

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遅い初恋は七つ年上の 取引先の営業のひと。 「僕達、話が合うね」 上手に誘われて 流れるように三年、付き合った。 初めてのChristmas、 「悪い、仕事が抜けられない」 ・・・鵜呑みにした。 二年目のChristmas 「会社でパーティなんだ。  明日、埋め合わせするよ」 翌日が “埋め合わせ“ ではなく 25日が “私の番“ だと まだ気づかなかった。 調子のいい彼が “都合の良い女“ を数人 抱えていると知ったのは 最後のChristmas前。 「絶対に24日がいい!  24日にして」 すがるような気持ちで 彼に言ったけれど メールも、電話もなく待ちぼうけ。
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