『サヨナラ』はない

2/5
前へ
/485ページ
次へ
あなたに  「結婚するかも?の彼女がいる」 付き合う前に言われたわ。でも  「やっぱり彼女とは別れるよ」 三ヶ月ほどしてあなたは言った。  「こんなに君が好きなんだもの」 だから、あなたに抱かれたの・・・。 あなたとの未来があると 信じたから あなたの“望むまま“に 口を開けて・・・ 身体の奥まで曝して・・・ 恥ずかしい言葉まで吐いて・・・ あなたの歓びのままに・・・。 一緒に私達、何度も天国を 見た・・・よね? 皮膚の隙間なく覚えた快感が ヒタヒタと蘇るにつれ・・・ あなたの家とは逆方向の山側へ 車は進んで 夜は深くなる。
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!

327人が本棚に入れています
本棚に追加