罪 と 罰

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一度姿を見せた愛人は 次第に大胆不敵に 彼女の夫の携帯電話に 頻繁にcallするようになり、 夫もいつしか隠そうと しなくなり、深夜帰宅が 外泊となり、帰らぬ数日も。 「どういうつもりなの?!」 詰め寄っても夫は無言。  「浮気なんて慣れないことして   浮わついてるだけなのよ。   しばらくは静観してみて」 姑からも自身の母親からも そう忠告されて 我慢をしようと思ったものの 昼夜を問わずに無言電話が 自宅に入るようになったのが 一年ほど前らしい。 美春は夫に憤怒を浴びせたが  「それが彼女とは限らない」 間の抜けた答えが返るだけ・・・。 そして 「クリスマス前日でした・・・。  子供の習い事の迎えに行って  夕方家に戻ったら、若い女性が、  あの人が庭に立っていました」  
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