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美紗が恵まれていたのは
最初の男だけではない。
二番目の男も、
「離れられない身体だよ」
深入りした身体に
嘆息吐息で、美紗の“淫雨”を
賛美してくれた。それは
仕事をするうえでも
美紗に大きな自信となり・・・
おのずと“男を視る目”に役立った。
三番目の男は、社内の男。
新卒できた彼は、美紗の見込み通り
昼は無論のこと、“夜の仕事”でも
満点に近い仕事をこなす上に
それを楯にするような男でもない。
内外で会社の要に
なってくれている男達・・・。
そんな彼等のおかげで
恙無く会社は安泰。
後半の人生は、後継者である
一哉を“育てる”ことが
美紗の“一大業務”なのだ。
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