パウダールーム ①

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それにはまず・・・ 一哉を“男“にする必要が ・・・あった。 一哉が高校生だった頃・・・ 菓子屋巡りを口実に連れ出した 夏休みの京都旅行。 少し大人の店に座らせても (見込み通り、風格がある) 一哉は自分以上の器だと 美紗が確信した夜、 “蕾”の先を弄ばれただけで 美紗に夢中で被さった一哉。  「僕も結婚なんかしないよ。   ずっと伯母さんと」 可愛いことを寝物語った一哉。 “手解き”の甲斐があって 今ではかなりの“上級者”。 美紗にとって 大切な恋人ではあるが (いずれは嫁に・・・) と、思う娘はすでに見つけてある。 それもこれも会社のため・・・。 会社のためと言えば・・・
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