硝子の部屋

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洋服を借りた友達に相談。 「身元に間違いのない人だけど  妻帯者でオジサンだよ。  危ない!これは返さないと」 ピシッと言われて・・・ このときは、正直、怖かった。 どんなに紳士的でも 立派な職業の人でも どんな“狼”になるかは判らない。 バイトでホテルに行くときには 必ず“あのカード”は持って、 会えたら返そうと思っていた ある午後の休憩時間・・・。 ホテルの吾妻屋で、 翌月のTOEICに向けて 単語を覚えながら昼食を とっていると・・・ 「ただの暗記はすぐに  頭から消えてしまうよ」 佐久間の声が聞こえて振り返った。 どんな景色も似合う佐久間が 木漏れ日から・・・微笑んでいた。   ◆ スター特典、     『外野からの恋中継📡』     公開してます(* ̄∇ ̄)ノ      
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