あぶない女

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半年ほどした秋の終りだった。 出勤した支店内が なんだか落ち着かない。 「おはようございます。  なにか、あったんですか?」 課長に尋ねた。 「警察が来てるんだよ。  今朝、円香さんの部屋で  店長が死んだそうだ」 「 ? ! 」 「腹上死だそうだよ」 「腹上って・・・あの」 「そう、SEXの最中さ。  まあ、今だから言えるけど  円香さんは“欲深い”から」 課長の言葉に 男性行員のほとんどが ・・・・・・頷いた。            ー 了 ー
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