魔女の館

4/11
前へ
/485ページ
次へ
「本日は御挨拶だけで…」 巧く?いや、焦りは伝わったか… ともかく味がしたような しないようなケーキを 辛うじて完食して屋敷を出た。 帰り際…やはり気になる蜘蛛の巣。 まるで自分が絡んだような錯覚…。 こういうのがいけない、 相手のペースにハマって いるではないか… ともかく相手をもっと 知らなければならない。  夫、高崎 遼太郎 五十歳  妻、高崎 桜子  四八歳 二人の今日までを じっくり追わなければ…。 事務所へ戻り、 先任の弁護士に詳しく 更に詳しく聞くことにした。
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!

327人が本棚に入れています
本棚に追加