魔女の館

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帰りの高速道路…。 真っ直ぐ戻る気にもなれずに サービスエリアで珈琲を一杯…。 (さて…どう持っていくか…) 策が浮かばずに二杯目…。 何かの弾みで落ちたエサを キリキリと編んだ糸で 永遠に待ち続ける女郎蜘蛛に かける言葉など 民法にはないだろう。 だから余計に 張り詰めた透明な糸が 頭から離れない……。            ー 了 ー
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