僕 の 恋

2/3
前へ
/485ページ
次へ
「倍の歳になったか…」 「何が?」 独り言に、 胸の上の女が尋ねてきた。 「ついね…つい、初恋なんかを  思い出した」 「初めての女性(ひと)?」 「いや、単なる片想いさ」 「純粋な頃ね、ふふ」 「そうさ」 女を反対にしてまた 女の脚へ割り入った。 確かに片想い…彼女とは なに一つなかったし、 告白すら出来ず終い。 でも…… 今…女を歓ばせている 指…舌…それから… 全てが彼女との夢にあったこと…。
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!

327人が本棚に入れています
本棚に追加