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「倍の歳になったか…」
「何が?」
独り言に、
胸の上の女が尋ねてきた。
「ついね…つい、初恋なんかを
思い出した」
「初めての女性?」
「いや、単なる片想いさ」
「純粋な頃ね、ふふ」
「そうさ」
女を反対にしてまた
女の脚へ割り入った。
確かに片想い…彼女とは
なに一つなかったし、
告白すら出来ず終い。
でも……
今…女を歓ばせている
指…舌…それから…
全てが彼女との夢にあったこと…。
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