ティールームにて ①

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仕事仲間の彼と ”そんな仲“にもなって3年。 彼が妻帯者なのは承知だった。  「結婚なんて望まない」  初めての夜にそう云った私。 何度も何度も云った、彼の胸で。 何度も何度も歓んで…  「会えるだけでいい」 何度も何度も何度も…云った。 好きだったから……!  「僕も前から好きだった」 それだけで充分だった、 それだけが“恋の支え”。
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