ティールームにて ②

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中高と同じ学校で なんとなく友達になって ・・・・・そのまま。  「莉子って、私が買いたい   って目をつけていた服、   先に買っちゃうんだもん」  「そうそう!先月だって   新しいペンケース持って   きたでしょ?アレ、私が   気になってたブランドなのに」 ……こんな苦情はまだいい方で…  「ちょっと、なんで私の彼に   莉子がメールしてくるの?!」 友達の彼氏にちょっかいを 出し始めたころから 少しずつ距離が、 でき始めた……。 でも、大学が別々になると 月に一度くらいの割合で 莉子から連絡がきて  「飲み会やカラオケくらいは   問題ないかな」 そんな感じで、会っていた、  「ダメよ!好きな人や彼は   絶対に莉子に紹介しては」 こんなルールのもとに。 けれど、二十六の夏… 偶然であったが故に、 このルールを 私は破らざるを得なかった。
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