ティールームにて ②

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「あの子は僕の子では  ないかもしれない」 神澤の一言……。 「 以前から、少しも僕に似てないと  母親が言うんだ。女の子だからね、  男親には似ないもんだと…  僕は言ってきたけれど」 (ある!在り得る!莉子ならば) 確信を求めて 「なら、どうして急に?」 「駅前で莉子と話して男に  娘の横顔が…」 なるべく莉子の話は、ことに 悪口だけは言わずにきたが 「DNAを…鑑定するほうが…  だって莉子は二股くらい  平気でしてきたもの!」 自分に嫌気がさすほどの きつい声になっていた…。
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