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それから…
予見の通りの顛末で
神澤は莉子と別れた。
それを機に神澤は会社を辞め、
私も従って、二人で
小さな設計事務所を始めた。
落ち着いたところで入籍、
私は学校の頃の友人とは
一切連絡をとっていない、
莉子に繋がることで
二度と不幸になりたくないから。
「佐奈、まだ結婚してないの?」
「……ええ」
「神澤なら空いてるわよ、
私…飽きたから離婚したの」
上から目線を残して
莉子は去っていった。
彼女が向かう先には若い男が…
枯れゆくまで
莉子は欲望のままに
漂うのだろうか……。
ー 了 ー
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