327人が本棚に入れています
本棚に追加
軽く嫉妬して…
軽く欲情して…
真木が帰ったあと…
長谷川は八重花を求めた。
ただ、それは、なんだか
中途半端で…
宙ぶらりんに八重花を
置き去りにして…
余計白けたような午後になった。
投げ出された残り火を
鎮めようとする八重花の吐息が
(やけに今夜は熱い…)
そんな夜から半年…
会社や自宅で、
八重花と真木が
顔を合わせる度に、
愉しそうな二人が
気になっていく長谷川だった。
最初のコメントを投稿しよう!