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無責任に淫れる…
滴る汗が皮膚を滑り…
いっそう縺れて深く入る
深ければ溢れる声は獣
獣は哭いて求めて
“禁断の実”を貪る
禁じられるから
人は獣になるのだろうか…
“決まった明日”などないから
羞恥に埋没出来るのか…
答えない問答が頭をかすめるけれど、
夫でない男の背に
しがみつきながら
“女の渓間”へと
無数の落ちてくる落雷に、
夜が明けるまで
身を焦がしていた。
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