327人が本棚に入れています
本棚に追加
「時間…大丈夫?」
女が鏡の前で念入りに
“淫ら”を消そうとしていても、
暗い部屋の薄灯りが
かえって女の恥部を
方方へ散らしたまま。
だからつい男は
「大丈夫さ、飲み会も
あるから深夜になるって
ちゃんと言っておいた。
来月は泊まりにしようよ。
御亭主はまた海外なんだろ?」
女の耳たぶを噛みながら
次の約束を催促。
「もうぉ、ふふダメよぉ
折角服を着たのにぃ」
「脱がなくても…」
「馬鹿ああああぁぁぁぁ」
鏡の前で犬のように
“挿されて”歓ぶ女を
激しく揺さぶりながら
汗を流しているのは
……曜子の夫。
最初のコメントを投稿しよう!