害  虫

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「シロアリですね」 「やっぱり」 なんだか家の 見えない箇所が 傷んでいるような気がして 業者に調査を依頼した夏。 「見た目は問題ないから  暫くは放っておいても  構わないんじゃない?」 遊びにきていた年の離れた妹は ブラトップ一枚で ペットボトルにそのまま 口をつけて飲みながら 適当なことを言う。 それには答えずに 粉砕した生ゴミを いつも通りに畑の肥しに するために畑へ出た。
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