害  虫

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そのまま何度も嘔吐して 寝こんでしまった夜。 「大丈夫?」 心配そうに夫と息子は 寝室を覗いてくれたのは 一度きり…。 あとは三人の笑い声が     響いてくるだけ。 聞こえないように 布団を被って… 深夜近くだった、 下手な粥を作って 入ってきた妹。 私が寝たふりをしているのを 知っていて囁いた。 「義兄さんより…  息子のほうが…     大きいわよ…」 「 !! 」 クククと不気味に笑う妹。
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