0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
1話『新たな勇者、降臨。』
ジル「あー……だりぃー……」
そう、今ここで布団に被りだらだらしてるやせ細った少年が、今回の勇者『ジル』だ。
ジル「テレビなんかやってないかなぁ……」
ポチッと、ジルは自宅のテレビのリモコンを押し、テレビをつけた。
アナウンサー「緊急ニュースです、先程11時5分頃、モンスター達がまたニホーン帝国に侵入してきました!ニホーン帝国にお住まいの方々はひなn」ポチッ
ジルはどうでもいいと思って消した…。
ジル「んだよ……アニメやってねーし……もう寝よ……」
夢の中
『…ル…、ジル……起きなさい……』
ジル「んぇ?な、何?」
キャット・ザム「私はキャット・ザム。貴方が信仰してる女神です」
ジル「……はっ!女神様ァァァァ!!!!!!!!ご要件は……?」
キャット・ザム「今、ニホーン帝国は危機に陥ってます。このままでは、ニホーン帝国はモンスターの手に落ちてしまいます。こんなことはもう5回目で、もう勇者たちもいません。」
ジル「は、はぁ……」
キャット・ザム「そこで、貴方には勇者となって、ニホーン帝国を救って欲しいのです。よろしいですね?」
ジル「え、あ、は、はい!このジル、命を懸けても女神様の指示に従います!!」
キャット・ザム「えぇ、頼みましたわ……あ、そうそう…貴方に少しの勇気を分けるために、武器を用意しておきましたわ、それは、起きた時に確認してください。」
ジル「有り難き幸せ!!!!!」
キャット・ザム「ふふ、頼みましたわ。」
ジル「……んぁ、なんかすごい夢見た……それにしても…武器?」
ジルは何かに触った
ジル「え、これ?……木刀?しょぼいなぁ……ま、いっか。これで俺も勇者……か。だけど1人じゃ心細いし例のアイツにも手伝ってもらうか…」
ジルは、布団から這い出て、幼なじみがいる隣村の『チョットヒローイ村』に行くのだった……
最初のコメントを投稿しよう!