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「…ププッ!リィには似合いのメイドだなぁ。で、さ?なんで"錬金術"に固執してんだよ?」
私は仕方なくディーにお茶を淹れお菓子(クッキー)を振る舞いながら
「…照り焼きバーガーに飽きたからローストビーフか角煮でも作ろうかと考えたら、高温調理しかできないオーブンじゃ無理だった。だったらフライパンで!と思っても、コンロも黒く(過加熱)しかできない…。ならば!私が錬金術で温度調節できるオーブンを造るしかないじゃないのさ」
あの守護神であり創世神であり最高神で間抜けのレシオール様が
『錬金術を学んで』
と言ってた理由は、大多数の人が大事にしている便利道具は錬金術士たちが造り上げたモノだったけど、その"錬金術士"たちの地位はとても低く
錬金術士=魔法士劣化人
という括りになるらしい。
アホか!という言葉しか出てこない。
魔法士が素晴らしいなら、もっと良いオーブン造れ!
できねーくせに!
錬金術と魔法は全く別物じゃないか!!!
内心ブツブツと怒りをたぎらせていると…。
ガタンっ!
ディーが音を立てて床に座り込んでいる。
何やってんの?
コイツは。
「ふぇりくわきばはぐぅあ、あきくわって…」
…口にパンパンにクッキー詰め込んでて、何を言ってるか分からん。
「ディー。クッキー飲み込んでから話して」
子供じゃないんだから…って、リリティーゼ(私)より三つ上、8歳は十分子供だったわ。
19+5歳の私と対等に話してるもんだから、すぐ忘れちゃうね。
「だから!てりやきばぁがぁ、飽きたって?フカフカのパンは?白いソースは??美味いはんばぁぐは???お、俺のてりやきばぁがぁ…!!!」
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