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尾張三河日々テレビでは、独自製作の小説風短編ドラマを連続放映することになった。毎週、深夜２時３０分からの放送だ。
風変わりなドラマの企画が通ったのは、緑川章吾の意向が大きい。小説大好きな新人プロデューサーだ。
報道畑出身でドラマ制作部に異動してきた人物だ。地元の人々に顔が効く。
製作費用を安くするため、地元のアマチュア劇団と学校の演劇部に協力を仰いだ。
出演者のギャラは安く抑える。しかも、地元密着の番組だ。
記念すべき第一話は、学園恋愛物語（仮題）だ。尾張三河日々テレビ本社近くの、私立三河日々高校でロケを開始した。実質的経営者が同じであり、三河日々高校の演劇部は全面協力だ。
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