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10話 嘘と本音
1、嘘と本音
気絶して眠ってしまった後リチャードは一人溜息をついた。
本当はあそこまで攻める気はなかった。
アリアの涙をぬぐってやれば目を覚ましたかのようにすぅーと目を上げる。
「おはよう」
アリアは少し恥ずかしそうにもじもじすると
「昨日は散々だったわよ」
小声でそう言えばリチャードが苦笑しひとしきり笑った所で
「ごめん」
と呟いた。
呟かれたアリアは
「貴方らしくないからやめましょ」
そう言えばリチャードは首を左右に振って
「俺だって人間だ、お前みたいなこともする」
そう言われてほっとした顔をすると
「さて、悪いがまだ食べたりない、見せて、アリアの大切な所」
そう言われればアリアは
「サディストさんの餌食には」
リチャードは苦笑する。
「ああ、お前だけだよ、泣く声も虐めた時に囀るその美味な甘い声も俺を魅了する、そして……お前のここはもっと好きだよ」
そう言いながらアリアの裸一枚で包まっていた毛布を取るとアリアの下を目指し、アリアの身体を股開きした。
恥ずかしそうに顔を背けると
「そういえば、溺愛についてまだ言ってなかったな、俺の好きなプレイはサディズムプレイだがお前限定なら溺愛もいいなと思って居る、
だから、交互にしいてやるから、うんとお食べ」
そう言いながらアリアの大切な所をさらけ出させるとアリアは恥ずかしそうに頷けばリチャードの舌が陰核を舐め上げた。
「やぁぁぁぁ、」
身体に電気が走ったような感覚になりアリアは涙を流す
「ほらもう一回だ」
アリアの耳元でそう言い放つと逃げ腰なアリアの腰を掴み引き寄せると
「昨日みたく鞭で打つぞ、嫌なら味わいなさい」
そう言われてアリアが何度も頷けばリチャードは微笑みまたそこに顔を近ずけると指で今度は弄り始めた。
がくがくと身体が震え初めて寒気すらする、
「もうむっむり」
そう言いかけた途端リチャードの指がヌルヌルした花弁の入り口にあてがうと
「ほぅ、お腹が空いているのか、アリアは食いしん坊だな、良いだろう、指のフルコース責めだ」
そう言いながらいきなり2本入ってくる。
あまりの強烈な快楽にまたハテはるのが目に見えているのでアリアは
「リチャード様、ご慈悲を」
そう言えばリチャードは笑みを浮かべると
「そろそろ時間か」
そう言うとアリアの腕を掴むと歩き出した。
「何を」
アリアが戸惑い兵士たちの視線を気にしながら聞けば
「今まで黙って居た事がある」
その言葉にアリアが首を傾げる。
「えーと、何を?」
アリアが戸惑えばリチャードはため息をつくと
「兄さんが遊びはやめると言ってきた、だからこの関係はもう、おしまい」
そう言いながら歩き続け謁見の魔の扉の前に立つと
「開けて、兄様に頼まれた荷物を届けに来た」
その言葉と共にアリアは嫌な予感がした。
感ずくのは無理だろう、多分、面識がないような気がする。
扉が開き男性の近くまで連れてくると
「はい、楽しめたから、返すよ、調教率は30%かな、多分、今回も兄様の勝ちだと思うよ」
そう言うなりアリアを置いて部屋を出て行った、
そう、目の前に居るのはなんと、ヘルズゲートでリチャードと名乗っていた人なのだ。
訳が分からず戸惑うと
「二度目だな、弟なんかに良いようにされやがって」
何故かかなりご立腹のようで
「そう言えば出会いもこんなだっけか? では、まず、見せてもらうよ」
そう言うなり指を鳴らした、
身体が一人で歩きリチャードの元へ行くと
「さっ、お仕置きの時間だ見せて」
その問いかけは優しいのに初夜同様にすることがエグイ。
アリアは椅子に座らせ足を開き大切な所を見つめながらリチャードは
「なんだ、俺でなくても感じればこうなるじゃないか? この、淫乱」
そう言われてアリアは違うと首を振った。
「淫乱なら、淫乱らしく、扱わないとな、そろそろ来るぞ」
そう言ってアリアの腕を掴むと引きずり下ろし代わりに指を指すとそこには兵士が4・5人入って来たのでアリアは悲鳴を上げた。
「ほら、その身体で、主人を楽しませろよ、でないと、第2妻にしてやらないぞ」
そう言うなり起き上がると兵士と話始め戻ってきてアリアにしゃがんで微笑むと
「顔色悪いが、許してやんない、犯されて、回されて、狂っちまえよ」
そう言うと起き上がるとそのまま歩き出し玉座に座ると足を組み。
「始めろ、ああ、俺に見えるようにしろよ、中出し以外なら、挿入も許そう、そうだな、罪作りなその身体にかけてやれよ」
クスクスっと笑うその姿が迫りくる兵士たちを見てアリアは必死になるとリチャードの元へと駆け出した。今権力が一番あるのはリチャードだからだ
「何に怒っているのか教えもしないで」
大声でそう言えば
「なんでってそんなの、人が下にでれば良い事に、弟との区別もつかないのか、お前は」
そう言われてアリアは立ち止まると涙を流した。
リチャードはアリアの身体を男性たちの方へ突き飛ばすと
「守られているからって、調子に乗って我が儘言い過ぎって言ってんだよ、誰のせいで出兵したと思ってる、本当はこんなんじゃ生ぬるいんだぞ」
話がかみ合わない、アリアは一度お仕置きを受けたよと言った瞬間アリアの身体に雷が落ちた。
痛みによろけ、焦げた絨毯の上に横たわりゼイゼイと息をすれば
「エナジーアジャスト」
そう言った瞬間アリアの頭が割れるように痛み始めた。
「ああああああ」
泣き叫び苦しそうにもがけばリチャードは
「地下牢に連れて行け、不愉快だ」
そう言うなりそっぽを向いたのでアリアは薄れゆく意識の中でその言葉を聞いて涙を流すと意識が途絶えた。
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