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9話 対価と罪と
9、対価と罪と
アリアが辛そうに罰を受けていると
「そうだ、あまり長々だとかわいそうだ」
そう言いながらアリアに微笑むと
「今度エルシオン国から国王が来る」
その言葉にアリアがリチャードを見つめた。
「お前の罰を軽減させてやる、そこで、エルシオン陛下と過ごしてほしい」
その言葉にアリアは目を見開く。
「すっ、好きな人を他人に」
そう、リチャードはアリアを二人きりにして部屋に置こうとしたのだ。
「それが嫌なら、裸で縛って王を持て成す客室に放置するぞ」
そう言われてアリアは俯くと
「分かったわ」
そう言ってアリアは目を閉じた。
次の日目を覚ますと知らない男性に抱きしめられ眠っていた。
アリアが戸惑えば
「すまない、この城の給仕服を着ていたものだから、ついな」
その言葉にアリアは俯くと
「たっ、助けて」
その男性に言った。
「ん?」
アリアは俯いたまま
「貴方の国に亡命させてください、こんなの、契約違反だわ」
そう言うとアリアの頭を撫で翠髪の男性は頷くと
「辛そうだ、君、名は?」
その問いかけにアリアは俯くと
「アリア・ヴァールと申します」
その言葉を聞いて男性は驚いた顔をした。
「そうか、ヴァール王族の生き残りか君の赤い瞳は王家の証なんだ、さっ、出て行こう」
そう言われてアリアは部屋を出ると兵士と共に歩き始めた。
城門前で待っていたハルバートがアリアを見つめ
「どういう事でしょうか? 彼女は従属している身分です、いくら一国の国王でも」
男性は首を振ると
「そちらの国王は、悪遊びが過ぎるようだな、彼女、傷だらけで痩せているじゃないか、私の城で治療と休養させたらそちらに戻すよ」
そう言ってアリアを見つめると
「いこうか」
そう言って歩き始めた。
アリアが後ろを見つめるとハルバートが急いで城門に入っていたのでアリアはホッとした。
船で海を渡り西のリンガシア大陸へそこから見え始めたエルシオン陛下の城下町アバァロンに着くと一番広い部屋を与えてくれた
アリアがホッとしていると急に大きな揺れが起きた。
行き成りの事で戸惑い窓の外を見ると空に天満に載ったレグリア軍の軍旗を見てアリアは息を呑んだ。
「うそでしょ」
そう叫べばエルシオン陛下がこちらに来たのでアリアは
「陛下、すみません、軍を送るなんて」
そう言えばアリアを見つめ
「はぁ、溺愛者は、これだから」
そう言うとアリアと共に歩き出し兵に次々と命じて行く。
「赤天馬退院前へ、レグリア軍を沈めて来い」
そう言うなり片手を上げると
「城に防衛魔法・リクエム発動・アリアちゃん、君に頼みがある」
そう言いながらアリアをじっと詰めると
「いいかい、彼の狙いは君だ、しかしこちらも君を守りながらではつらい、なので同盟国家にこの封書を持って
亡命して欲しい」
そう言われてアリアが首を振る。
「相手の狙いは私なのでしょ、私が交渉に行きます、きっとリチャード様だって鬼じゃないわ、話せは理解してくれる」
そう言って微笑むと
「馬を1頭下さい、リチャード様の所に向かいます」
そう言えばため息をついた。
「わかった、もう何も言いまいて、ただね、彼は冷酷だ、君が行ったところで鎮静化は約束されるだろう、後は」
そう、王が心配しているのは、その後のアリアの処遇だろう。
アリアが微笑むと
「平気です」
そう言って馬に跨るとそのまま走り抜けた。
アリアを見た瞬間1頭の天馬が降りてくると地面に降り立ちそこからリチャードが降りて来たのでアリアが馬から降りると
「何故にそんなに逆らう? 俺は出てっていいと言ったか?」
アリアが首を振れば
「まぁ、お前が無事で何よりだ、さて、再会を祝して城に帰ろうか」
そう言ってアリアの腕を掴むとそのまま歩き出し天馬に載ると胴を強く蹴ったいななきと空を蹴りつつ駆けあがる
それは天馬その物でアリアが歓声を上げた。
兵士に近づくと
「後かたずけして帰ってこい、ヴァール家が傅いて居るの知られるとまずい」
そう言うとは走り始めた。
「今なんて」
アリアが問えばリチャードは小声で
「小鳥は小鳥らしく囀って居なさいって話だよ、えっちがうって? あはは、これは、失礼」
そう言いながら城にたどり着けばアリア身体をお姫様の様に抱き上げると
「来なさい、アリア」
そう言うなり聞慣れた道を歩くリチャードにアリアが戸惑えば秘どらが開き女性が出迎えた。
「貴女が」
同時にはもるとにっこりと微笑むと部屋を出て行ったので
「あの人、アリサさん?」
そう問えばリチャードが頷き
「アリサは偽名だよ」
と言われてアリアが俯いた。
部屋に入るなりどさっと床の上に落される。
アリアが痛みに涙を流せば
「さて、お仕置きは当然覚悟の上だよな? 馬鹿、アリア」
その言葉にアリアは首を振ると
「それは」
「どうちがう、何が違う? お前の方が俺を裏切ったくせに」
そう叫ばれてアリアはじわーと涙をため始めた。
「昨日のお仕置きだけじゃ足りないんだな? 良く分かった」
そう言うとアリアのドレスに手をかけると引き裂き始めた。
「や、許して」
リチャードは無言で作業の様に手際よくアリアを裸にすると腕をつかみ引きずり起こすと思いっきりお尻を打ち据えてきた。
痛みが違う、そう、先程まで天馬に使っていた、乗馬用の鞭なのだ。
痛みにがくがくと体が震えれば
「悪いが許されると思うなよ、めちゃくちゃにしてやるから、来なさい」
そう叫ばれてアリアが怯えればリチャードはアリアの腕をつかんだまま歩き出しベッドに放り投げた。
急いで逃げ出そうとすれば手に持った鞭が動きアリアを容赦なく打ち据えて行く。
「どうしてお前は、俺がこんなに好きなのに、他の奴の元なんて」
そう叫ぶと
「許さない、絶対に、おら、足開け」
そう叫ばれてアリアは涙ながらに足を広げれば指で抜けていないそこをいきなり3本ねじ込んできた。
「痛い痛い、やめて、死んじゃう」
泣き叫べばリチャードはクスリと笑って
「やっぱ可愛いや、もっとその可愛い声聞かせろよ」
そう言いながら指を速く動かせば水音が現れだしたので
「なんだこんな乱暴にされても、感じるじゃないか? そう言えば言ってなかったけ、俺、どちらかと言えば、虐めるプレイが好きなんだ、
お前との相性は宿屋見た時に分かったよ、これは上玉だと」
そう言われてアリアは
「調教師に成ったら? 国王止めて」
その問いにリチャードは首を振る。
「彼方は息抜きだよ」
そう言われたところで大胆に動かされ始めそのまま潮吹きしてしまった。
そしてその場で気を失った。
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