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「奈那ーお昼行こー。」
「良いけど、太一君はいいの?」
「太一は今日友達と食べるんだってー」
「そうなんだ。」
そしてあたしと心咲は教室でお弁当を食べた。
心咲は常に幸せそうだ。
「でーどうなの?太一君とはー。」
「えー。」
「もうキスした?」
「へ!?き、キス!?」
【キス】って言葉を聞いただけで、心咲は顔が真っ赤だ。
「そんな大袈裟なー…。ってまだなの!?」
「う。うん…。そ、そのいざそうゆう空気になると恥ずかしくて…。」
キスなんて今どき中学生でも済ましてるのに…。
「今はその…一緒に居られたら満足かな…」
そう言って心咲は下を向きながら、赤い顔をしながら俯いていた。
「あーも!可愛いな!このやろー!」
思わずあたしはぎゅっと抱きしめた。
「ちょ、ちょっとやめてよー!奈那!」
一緒に居られるだけで満足か…。
きっとこうゆうのって
早いとか遅いとか関係ないんだよね。
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