魔闘士さまは非番の時にいつもイチャついている6~春風~

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 そう思うと、怒りを通り越して哀しくなってきた。  駆け足が、緩む。  やがて、のろのろと歩みを鈍らせ座り込んだ。  あんまりだ。  柔らかな芝を、手でなでた。  そのままゆっくりと横たわり、草の香りを思いきり嗅いだ。  私は、ルドーニの何なのだろう。  ルドーニは、私の何なのだろう。
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