第五話 お盆

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「お兄ちゃん、お兄ちゃん…………、」誰かを探しているような声で、「お兄ちゃん…。」 私は、クーラーをガンガンかけていましたらさっき「お兄ちゃん…………、」て言っていた声が、扉の前でピタリと声が、止まりました。 私は、また、金縛りになるかと思うとマジでヤバくねと思いました。 やっぱり来たかぁ・・・案の定、金縛りに合った瞬間でした。 私の耳元で、「小さな女の子が、お兄ちゃん…、ねぇねぇ……、聞いて聞いて」って言う所で金縛りが、解けるのです。 それが、毎晩、同じ時刻で「小さな女の子が、お兄ちゃん、お兄ちゃん………」て、部屋の前で、またピタリと止まった瞬間、また金縛り合いました。私は、毎晩、毎晩、同じ時刻で、小さい女の子が、いつも同じセリフを言うから、私は、逆ギレしました。
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