私にとっての愛

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ああそうだ…首を締めて殺してしまうのも勿体無い気がする。 僕はランドセルの中から工作に使う竹串を取り出す。そうだ。これを刺したらみうはどんな声をあげるのだろう。 僕はみうを端に追い詰めるとみうの背中へと竹串を突き刺した。 みうは再び鳴き声をあげ竹串が刺さったまま 小屋の中を駆け回る。 美しい。その時そう思った。竹串が刺さったまま走り回るみうはまるで別の生き物に見える。 僕はもう一本の竹串を次はみうの眼球へ刺した
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