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「馬鹿じゃございませんよー、大好きなだけ!」
そしてまたもやスキンシップをはかってくる。
「……も、離して服着るから!」
こんなおばか瞬助にヤキモチ妬く方がバカかも知れない…
そんなふうに漠然と思ってしまう。
「イイじゃんそのままでも」
「いいわけないでしょ!」
裸のままでいられるわけない、特に瞬助の前では!
コウジの周りに怒りマークが飛ぶが…
「なんでそんなに怒りっぽいんだ?セロトニン足りてねーのかな?」
首を傾げ飄々と言ってのける。
「っ、はぁ…」
お前のせいだろ!と、言い返したかったが、全く自覚ナシの彼に呆れの方が上をいき、それはため息に変わる。
「ん?なんだよ、」
「瞬も服着て、勉強続きするんだから」
「あ!そうだ、身体測定の危機を回避する方法を考えねぇと!」
「まだ言ってるのか…」
コイツは…
「あ、コウジだけ体操着でやるとか!」
「いや、無理だからね、それ…、目立つの嫌だし」
「むー、これは難題だ!」
「おバカすぎる」
難問の数式スラスラ解けるくせになんでこんなにもおバカなのか、コウジのため息がなくなる日はないのだった。
《ヤキモチ》終。
《測定ケッカで》に続く。
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