《測定ケッカで…》

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《測定ケッカで…》

そんなこんなで月曜日。 身体測定と健康診断の日がやってきた。 結局、瞬助に押し切られて毎日Hはしてしまったけど、余計な痕は残されずに済んだ。 瞬助はギリギリまで気にしていたようだけど、いい案が浮かばす諦めた様子。 出席番号順で並ぶと瞬助と並びが近いので、でかい図体でさりげに隠そうとしている姿が笑いを誘ったけれど… 瞬助がおばか発言をしないかどうかも気になりつつも、それより何より自分の身長がどれだけ伸びたのかの方が重大事項。 測定は機械計測の為、機械が直接読み取り記録するため、自分の身長体重は通知書を渡されないと分からない。 コウジは受け取った身体測定の通知をすぐにでも開きたいが、デリケートな問題の為、寮に帰ってからゆっくり見ようと学校が終わったらそそくさと寮に帰っていく。 瞬助は部活中のため一人きり。 「お願いします!」 成長期だし、身長が5センチは伸びていてほしい、160㎝ないコウジは願うように通知をあけるが… 「……え、157㎝…157??…1センチしか伸びてない!!」 そこには157㎝の数字が… 昨年が156㎝だったコウジ。 まさかの結果を見てショックにうなだれてしまう… 「えぇ、嘘でしょ…、なんで?…好き嫌いせずなんでも食べてるのに…」 少しでも身長が伸びたかった、デカイ瞬助のそばにいたらますますチビに見えてしまうから。 変わらない現実に哀しみが支配するが… 「…瞬助は伸びたのかな?去年はたしか179㎝だったよね」 毎日見てるし、見上げてるからどんだけ伸びたのかは分からない。 せめて瞬助が変わらなければ身長差も開かず済むんだけど… コウジは瞬助の身長がとてつもなく気になる。 「でも、全然伸びてない訳ないよね…」 しかし心の中ではこれ以上、身長差が開かないよう、瞬助のみ成長が止まっていることを願うコウジだった。
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