ぶっ飛んだ青春

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「夏帆、何やってんの?」 その声に目を開けると、みつきがいた。 仁先輩の姿はない。 夏帆は当時と同じように壁に自分の右半身を付け、 目を閉じていた。 見られていたことに気付き、夏帆は照れ笑いを浮かべる。 「ごめん、ちょっと懐かしくなっちゃって」 「壁が??」 みつきは不思議そうに聞いてくる。 「…何でもない」 夏帆はそう言って、楽器庫から離れた。
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